空売りのシステムトレードは難しいという話

ある銘柄がある時点で売り禁かどうか。

システムトレードで空売りをしようと思ったら絶対に必要な情報なんだけど、これをバックテストに反映する術がない。正確には、空売り 規制の情報を含む株価データが手に入らない。そのため、バックテストでは空売りで利益を上げてた銘柄だけど、実際は規制で売れなかったり、といったことは珍しくない。システムト レードでこれは致命的。ダメじゃん。

というわけで、過去一年を遡って手作業で売り禁銘柄を除いて検証してみた。もっと長期にわたって検証しなきゃいけないんだろうけど、これ以上はメンドくさくてやってられなかった。

で、集計してみたらなんと、1取引あたりの利益が1.5%も下がってやんの。要は売り禁の銘柄が利益を押し上げてたってことですよ。もちろんこういう結果は予想の範囲内ではあるんだけど、以前に別の売買ルールで同じように売り禁による影響を調べた時はここまで極端な差は出なかったんだけどなー。

今回も似たようなもんだと思ってたんだけど、甘かった。それでもかろうじてプラスの期待値を維持してるけど、こ のルールで運用していくのはちょっと・・・という水準。売り禁を舐めてた。ごめんなさい。

先月から、「買い」のサインが全然出ないので資金を遊ばせるくらいなら・・・とバシバシ売りを入れてたんだけど、やっぱりしばらくは 「買い」オンリーでいくしかないかな、と。買いの条件を緩めて取引回数を増やすのもひとつかなぁ。当然勝率と期待値は下がるけど・・・。